智典書院 図書文献房

 主に学生さんに読んで欲しい参考図書を紹介しています。入門書としての性格を重視し、リブレット・新書・文庫・選書にしぼってリストアップしています。さらに専門的な文献が必要な場合は、授業のときに問い合わせて下さい。

日頃から関心のあるテーマについての書籍


授業に関係する書籍
長崎外国語大学で、現代アジア社会論T(春学期)を履修している学生へ。

長崎外国語大学で、東アジアの歴史T(春学期)を履修している学生へ。

長崎外国語大学で、東アジアの歴史U(秋学期)を履修している学生へ。

長崎外国語大学で、東アジアの政治と経済U(秋学期)を履修している学生へ。


○歴史の講義を受けるにあたって読んでおきたい基礎書籍

○読みものとして読めてしまう とりあえず中国の歴史に手っ取り早く馴染みたい
 科挙についての、入門書はこちら。科挙の制度について、手っ取り早く理解するのに適している。
 清朝の政治史を理解する上で、読んでおくとよい本。清代において、果断な改革を連発した、非常に個性的な独裁君主雍正帝を扱っている。歴史小説のような読み物としても面白い。

○各時代の個別テーマについて扱った入門書(リブレット中心)
中国古代から中世にかけて
中国王朝の起源を探る (世界史リブレット)
秦漢帝国へのアプローチ (世界史リブレット)
中国史のなかの諸民族 (世界史リブレット)  中華世界の周辺にいるとされた北方の遊牧民族が、中華世界に侵攻してどのような王朝を成立させたのか。本来中華の一員とされていなかった南方の長江流域の民族は、どのようにして中華世界に同化していったのかが分かる。
東アジアの儒教と礼 (世界史リブレット)  中華文明の思想的根幹は儒教である。そして儒教の根幹をなすのは礼である。その儒教や礼がどのように成立し、中華世界の宗教・政治・思想などにの根幹になっていったのかが分かる。
中国史のなかの家族 (世界史リブレット)
東アジア文化圏の形成 (世界史リブレット)
中国道教の展開 (世界史リブレット)
唐代の国際関係 (世界史リブレット)
西域文書からみた中国史 (世界史リブレット)
遊牧国家の誕生 (世界史リブレット)

中国近世
科挙と官僚制 (世界史リブレット)  中国史の中での政治および政治制度史を理解するのに、科挙制度を知らずに理解をすすめることは出来ない。上に挙げた宮崎市定『科挙 中国の試験地獄』は比較的一般向けの記述がなされているが、本書は宋代の科挙制度に軸をおいて、やや専門的な理解の入口としての位置づけがされている。
中国の海商と海賊 (世界史リブレット (63))
東アジアの「近世」 (世界史リブレット)  16世紀頃、新大陸アメリカで大量に産出された銀は、その後の世界史の流れを変えていく。銀は東アジアにも流入し、商品流通の流れを活性化させた。本書は、銀の流れや東洋と西洋で交換される商品の動きを紹介し、またそれらの動きに伴って発生した政治的な変動(秀吉の朝鮮出兵や明朝の崩壊と清朝の成立など)を解説していく。
イエズス会と中国知識人 (世界史リブレット)  どのカトリック教派よりも早く近世東アジア世界に乗り込んできたイエズス会。彼らにとっての東アジアは、未知の世界であると同時に、非常に高度に発達した文明をもった世界であった。既に高度に確立された思想・宗教体系をもった世界に入っていくには、まず相手を知らなければならないが、イエズス会はカトリック教派の中でも、とくに積極的に異文化理解を進めようとした。そのイエズス会と、西洋の科学技術を取り入れようとした中国知識人の相互の異文化受容の様子を描き出している。

中国近代
太平天国にみる異文化受容 (世界史リブレット)
変容する近代東アジアの国際秩序 (世界史リブレット)

中国現代
日本のアジア侵略 (世界史リブレット)
現代中国政治を読む (世界史リブレット)
二十世紀中国の革命と農村 (世界史リブレット)

朝鮮からの視点
朝鮮からみた華夷思想 (世界史リブレット)
朝鮮の近代 (世界史リブレット)

東南アジアとの関わりから考える
歴史世界としての東南アジア (世界史リブレット)
東南アジアの中国人社会 (世界史リブレット)
アジアのナショナリズム (世界史リブレット)

日本からの視点
東アジア世界と古代の日本 (日本史リブレット)
漢字文化の成り立ちと展開 (日本史リブレット)
秀吉の朝鮮侵略 (日本史リブレット)
琉球の王権とグスク (日本史リブレット)
琉球と日本・中国 (日本史リブレット)
日宋貿易と「硫黄の道」 (日本史リブレット)
対馬からみた日朝関係 (日本史リブレット)
対馬と海峡の中世史 (日本史リブレット)

環境史に興味がある人へ
東ユーラシアの生態環境史 (世界史リブレット)

○工具書

概説などで使用している歴史地図です。高校地歴用の教材で、大雑把な所はありますが、ビジュアル的には結局これが一番見やすくて役に立つと思います。


 
 
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